私服警官を名乗る人物が突然家に訪問してきた、しかも夜の訪問だった場合、
その人物が本物の警官なのか、それとも何らかの犯罪を企てている偽物なのか判断に迷うことがあります。
実際にあった例ですが、最近、不審な制服を着た男性が誰かの家を訪れ、監視カメラについて変な質問をしてきたそうです。
「この近所であなたのカードを使った形跡がある。
監視カメラはどの角度を映されているか教えてほしい」
なんて言われました。
、、、おかしくないですか?
事件が起きている可能性があるならば、まずは監視カメラの映像を見せてくれと言うはずでしょう。
以前、空き巣予備群の下見で同じようなトリックを使うと聞いたことがあります。
このような体験をしたならば、近くの交番に相談して、防犯対策を立てるように促すべきかも知れません。
また、電柱に「空き巣に注意」などの垂れ幕を下げるのも効果的かもしれません。
一般論として、警官なら一人で家を訪ねることはないはずです。
必ず二人組で動きます。
かくいう私も過去に警察の家族訪問を受けましたが、制服を着た二人組でした。
やはり不審な人物だと思ったならば、まず警察に連絡を入れて、近所のパトロール強化してもらった方が安心できます。
一人で私服の若い男性が、しかも夜に家を訪ねるのは本当に怪しいですからね。
今回は、本物の私服警官と偽物の見分け方や、訪問された際の正しい対応方法について解説します。
私服警官が家に訪問する理由とは?
- 事件の捜査に関連して情報収集のため
- 近隣で起きた事件について住民への聞き込み
- 重要参考人や関係者への事情聴取
私服警官が家に訪問する主な理由は、事件の捜査に関連して情報収集を行うためです。
近隣で事件や事故があった場合、住民への聞き込みを行うことがあります。
また、事件の重要参考人や関係者に対して、直接事情を聴取するために訪問することもあるでしょう。
ただし、私服警官が1人で訪問してくるケースは比較的少なく、通常は複数人で訪れます。
また、訪問の際には必ず警察手帳を提示し、所属や氏名を明かした上で用件を伝えるのが一般的です。
もし1人で訪問してきた場合や、警察手帳を見せずに質問をしてくる場合は、相手が本物の警官であるか疑ってかかる必要があります。
私服警官を装った犯罪の手口とは?
- 警察手帳を偽造し、警官を装って家に侵入
- 警官を装って個人情報を聞き出し、犯行に利用
- 警官を装って金品を要求するオレオレ詐欺の一種
私服警官を装った犯罪の手口として代表的なのが、警察手帳を偽造して警官を装い、家に侵入する手口です。
警官を装って家の中に入り込み、金品を盗んだり、暴行を加えたりする犯罪が後を絶ちません。
また、警官を装って個人情報を聞き出し、それを犯行に利用するケースもあります。
家族構成や在宅時間、家の防犯状況などを詳しく聞かれた場合は要注意です。
さらに、警官を装って金品を要求するオレオレ詐欺の一種もあるので、お金の話が出てきたら詐欺の可能性が高いと考えられます。
本物の私服警官と偽物の見分け方
- 警察手帳の提示を求め、よく確認する
- 所属や氏名、訪問理由を聞き、曖昧な回答は要注意
- 1人での訪問や、不審な質問には警戒が必要
私服警官が訪問してきた際は、まず警察手帳の提示を求めましょう。
警察手帳は全国共通の様式で、偽造は困難とされています。
手帳の写真と訪問者の顔が一致しているか、氏名や所属に間違いがないかをしっかり確認します。
また、訪問の理由を具体的に聞き、曖昧な回答をするようであれば警戒が必要です。
さらに、1人での訪問や、家の中の様子を細かく聞いてくるなどの不審な質問があった場合は、相手が本物の警官である可能性は低いと考えられます。
不審に思ったら、警察署に電話をして訪問者の身分を確認するのも一つの方法です。
私服警官を名乗る人物が訪問してきたときの対応
- インターホン越しに用件を聞き、安易に家に入れない
- 警察手帳の提示を求め、よく確認する
- 1人の訪問や不審な質問には応じず、110番に通報
私服警官を名乗る人物が訪問してきたときは、まずインターホン越しに用件を聞きましょう。
その際、安易に家に入れることは避けます。
警察手帳の提示を求め、写真と本人が一致しているか、氏名や所属に間違いがないかをよく確認します。
もし1人での訪問だったり、家の中の様子を細かく聞かれたりするなど不審な点があれば、質問には応じないようにしましょう。
警察署に電話をして訪問者の身分を確認するか、最寄りの交番に相談するのもよいでしょう。
それでも解決しない場合は、110番に通報することを躊躇せずに行いましょう。
私服警官を装った犯罪の被害に遭わないために
- 訪問者の身分をしっかり確認し、安易に信用しない
- 不審に思ったら警察に相談し、適切な対応を取る
- 日頃から地域の防犯情報に注意し、警戒心を持つ
私服警官を装った犯罪の被害に遭わないためには、訪問者の身分をしっかり確認し、安易に信用しないことが大切です。
警察手帳の提示を求め、記載内容に間違いがないかをチェックしましょう。
また、少しでも不審に思ったら、警察に相談するなどして適切な対応を取ることが重要です。
普段から地域の防犯情報に注意し、不審者情報があれば警戒心を持つことも必要不可欠です。
日頃からご近所付き合いを大切にし、地域の安全を皆で守る意識を持つことが、犯罪被害を未然に防ぐことにつながるでしょう。
まとめ
私服警官を名乗る人物が突然家に訪問してきた際は、本物の警官か偽物かをしっかり見分けることが大切です。
警察手帳の提示を求め、記載内容を確認し、訪問理由に納得できない場合は警戒が必要ですので安易に家に入れるのは絶対に避けてください。
不審に思ったら警察に電話で相談し、適切な対応を心がけましょう。
また、日頃から地域の防犯情報に注意を払い、犯罪被害を未然に防ぐ意識を持つことが重要です。
コメント